ドキュメンタリー映画

タイに生きて

― 報道写真家 瀬戸正夫の人生


ドキュメンタリー映画

タイに生きて

― 報道写真家 瀬戸正夫の人生


科研基盤研究(C)、2022-24年

ライフヒストリーからみるタイ残留日本人の戦後史

―ドキュメンタリー制作を伴う考察


Post-War Japan–Thailand Relations Examined Through the Life Histories of the Japanese Remaining in Thailand:
Multi-Disciplinary Research Project
Employing Visual Archives and Interviews

制作報告会

ドキュメンタリー映画

タイに生きて

報道写真家 瀬戸正夫の人生
バンコク日本人物語

第一部

日時: 2024年8月31日(土) 10:00-
場所: タイ国日本人会館 サートン本館
主催: タイを知る会
詳細はこちら


ドキュメンタリー映画
タイに生きて
報道写真家・瀬戸正夫の人生
バンコク日本人物語   第一部
1931 年(昭和6 年)、タイ南部プーケットで日本人の父とタイ人の母の間に生まれた瀬戸正夫。8 歳の時に日本人の義母と共にバンコクへ。「盤谷日本尋常小学校」で学び、敗戦後は難民キャンプでの抑留生活などを体験。父は戦犯容疑で逮捕され、瀬戸をタイに残したまま日本に帰国。出生届が出されていなかったため、日本政府は瀬戸を日本人としては認めず、32 歳にタイ国籍を取得するまで無国籍者として生きることを余儀なくされた。戦後はバンコクでタイ語・日本語教師や水泳コーチなどで生計を立てながら、カメラマンとしても活躍。戦前から現在に至るまで、複雑に織りなされた日タイの歴史の目撃者、語り部としての瀬戸正夫のライフヒストリー。

<日本- タイ/ 2025(完成予定)/ 70 分/日本‐タイ/日本語・タイ語(日本語字幕)/HD/Color> 
◇監督・撮影・編集: 野中章弘、直井里予
◇撮影協力: 大湊理沙
◇編集協力: Jeffrey Lo
◇翻訳: 吉村千恵
◇制作協力: 五十嵐勉、遠藤環、王柳蘭、小泉順子、櫻田智恵、佐治史、高岡正信、平松秀樹、吉村千恵
◇チラシ制作: 川島淳子
◇HP 制作: 鎌田京子
◇宣伝協力: チェストパス
◇協力: 朝日新聞社、アジアプレス・インターナショナル、シーカー・アジア財団、タイ国日本人会、タイを知る会、タイフィルムファンデーション、早稲田大学ジャーナリズム研究所
◇製作: 「タイに生きて」製作委員会
◇製作助成: 文部科学省科学研究費助成事業(基盤研究C)、京都大学東南アジア地域研究研究所共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」(IPCR)研究費、国際ファッション専門職大学個人研究費


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最新情報

   

2024年9月11日

タイ国日本人会での『タイに生きて~報道写真家・瀬戸正夫の人生』制作報告会を終えました。レポートがUPされました。

2024年7月27日

『タイに生きて~報道写真家・瀬戸正夫の人生』制作報告会のお知らせ(2024年8月31日於:タイ国日本人会)

2024年7月27日

研究組織( プロフィール)を一部更新しました。

2023年7月1日

櫻田智恵が単著『国王奉迎のタイ現代史―プーミポンの行幸とその映画』(ミネルヴァ書房)を出版しました(6月20日刊行)。

2023年4月13日

研究組織( プロフィール)を一部更新しました。

2022年5月31日

「ライフヒストリーからみるタイ残留日本人の戦後史―ドキュメンタリー制作を伴う考察」HPが公開されました(IPCRのHPを一部更新したものになります)。

全てのお知らせを見る

2022年4月1日

「ライフヒストリーからみるタイ残留日本人の戦後史―ドキュメンタリー制作を伴う考察」(代表 直井里予)が 2022年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)、2022-24年)に採択されました。

2022年2月16日

櫻田智恵が第9回松下正治記念学術賞 松下幸之助記念志財団を受賞しました。

2021年7月10日

遠藤環と櫻田智恵が日本タイ学会2021年度研究大会(7月10日開催)(遠藤:共通論題司会、櫻田:報告発表)に参加します。

2021年1月28日

櫻田智恵の記事「タイ式民主主義の分水嶺――やがて迫られる日本の決断」が月刊誌Wedge(ウェッジ)2月号(1月20日発売)に掲載されました。

2020年12月28日

遠藤環の記事「アジアの不確実な未来を共に生きる」(リレー掲載「アジアの未来を語ること」第6回(最終回))が『書斎の窓』(有斐閣2021年1月号)に掲載されました。

2020年11月20日

櫻田智恵の記事岐路に立つタイ王室――難航するメディア戦略、揺らぐ「タイ式民主主義」がIDEスクエア「世界を見る眼」に掲載されました。

2020年11月8日

直井里予が『昨日 今日 そして明日へ』上映会&セミナー(11月10日)にオンライン参加します。

2020年10月29日

小泉順子が共編著《世界歴史大系》タイ史(山川出版社)を出版しました。

2020年9月23日

櫻田智恵が第19回「アジア太平洋研究賞(井植記念賞)佳作」を受賞しました.。

2020年9月23日

遠藤環と直井里予が日本タイ学会2020年度研究大会(10月10日開催)(遠藤:共通論題司会、直井:書評)に参加します。

2020年9月16日

「タイ残留日本人のライフヒストリーからみる日タイ関係の戦後史―ビジュアルアーカイブと聞き取り調査等による複合的研究」がIPCR共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」2020年度萌芽型研究に採択されました。

研究概要

科研基盤研究(C)、2022-24年

ライフヒストリーからみるタイ残留日本人の戦後史
―ドキュメンタリー制作を伴う考察

戦前・戦中にタイに渡り、あるいはタイで生まれ育ち、戦後タイに残り、今もタイに暮らす人々(以下、タイ残留日本人)がいる。本研究の目的は、タイ残留日本人がいかなる経験をしてきたのか、彼らのライフヒストリーを中心に据えて、社会経済、政治、歴史、文化の多様な文脈に位置づけながら考察し、両国の戦後社会とその変容も踏まえて、日タイ関係を新たな視角から捉えることである。
戦後における日タイ関係の歴史的形成過程を立体的に描き出すために、彼らやその家族などへのインタビュー(聞き取り調査)と彼ら自身が保持する写真、及びタイ国会図書館や映画博物館等に保存されている当時の映画(ビジュアルアーカイブ)や新聞、公文書などを使用する。

*なお、本研究は、2020~2021年度の京都大学IPCR共同利用・共同拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」の共同研究「タイ残留日本人のライフヒストリーからみる日タイ関係の戦後史―ビジュアルアーカイブと聞き取り調査等による複合的研究」を通して着手したものです。

研究組織

タイ残留日本人に関する文献・写真・映像の総合的分析(経済、政治、歴史の文脈)からの日タイ関係の考察

遠藤環


早稲田大学 大学院アジア太平洋研究科
教授
(応用経済学、タイ研究)

 

王柳蘭


同志社大学グローバル地域文化学部
准教授
(文化人類学、移民研究)

 

小泉順子


京都大学東南アジア地域研究研究所
教授
(歴史学、タイ史)

 

ビジュアルアーカイブ資料によるタイ残留日本人をめぐる日タイ関係の考察

櫻田智恵


上智大学
総合グローバル学部
助教
(タイ君主制、タイ政治史)

 

佐治史


公益財団法人リバーフロント研究所
研究員
京都大学東南アジア地域研究研究所
連携研究員
(タイ水辺村落社会研究、タイ水上マーケット研究)

 

平松秀樹


京都大学東南アジア地域研究研究所
連携准教授
(タイ映画研究、比較文学・比較文化)

 

タイ残留日本人に関するドキュメンタリー映画制作を伴う日タイ関係の考察

直井里予


国際ファッション専門職大学
専任講師
(メディア研究、映像地域研究)
アジアプレス・インターナショナル
(映像作家)
[研究代表者]

 

野中章弘


早稲田大学
名誉教授
(メディア研究、ジャーナリズム)
アジアプレス・インターナショナル代表
(ジャーナリスト)