同志社大学グローバル地域文化学部

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同志社大学グローバル地域文化学部が開講する「グローバル地域文化学の実践4(多文化×映像フィールドワーク)」の授業の一環として、16名の学生が4班に分かれて、京都における多文化の日常をテーマとした短編ドキュメンタリー映画を制作します。本授業は、学生が、地域の現場に足を運び、映像を用いたフィールドワークと制作(撮影・編集・上映)を通して、自己を批判的に見つめなおし、多文化な地域社会へアプローチするための共感力と発信力を身につけることを目的としています。文化も価値観も違う他者をいかに理解し、どのような関係性を築いていくことができるでしょうか? 作品を上映し、対話を通じて開かれたコミュニティや共生社会の在り方についても考えていきます。

*参考HP:2019年度プロジェクト科目「グローバルビレッジを撮る・観る・創る―ドキュメンタリー映画制作を通して見つめる京のムスリムと多文化共生」http://riporipo.com/doshisha-pbs/



最新情報 2023年2月27日更新NEW!
・2023.2.17 「ウクライナから京都へ~今 できること」が京都大学東南アジア地域研究研究所「映像で学ぶ東南アジアの文化と社会」主催の上映会(2月24日)で上映されます(無事、終了しました!)。
・2023.2.10 「ウクライナから京都へ~今 できること」がオンラインシンポジウム「いま、『避難』を考える 避難現場での支援と助け合いのあり方」(2月18日)で上映されます(無事、終了しました)。
・2023.1.21 同志社大学での上映会(1月20日)は、無事終了しました。
・2022.12.23 同志社大学での上映会(1月20日)の開催が決定しました。
・2022.12.23 HPを公開しました。

Screening Junuary 20


上映会開催!「多文化の日常×ドキュメンタリー」映画上映会(学内限定)を開催します。ご来場お待ちしております(無事、終了しました!ご来場ありがとうございました)。

日時: 2023年1月20日(金)
13:10 上映開始(12:40受付開始)
14:40 終演
場所: 同志社大学室町キャンパス寒梅館クローバーホール
https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/muromachi.html
入場無料*先着20名(同志社大学の学生・教職員対象の学内限定上映になります。ご入場の際に、学生証もしくは教職員証をご提示ください。)

主催: 同志社大学グローバル地域文化学部 「グローバル地域文化学の実践4(多文化×映像フィールドワーク)」(担当:王柳蘭、直井里予)
協力: NPO法人京都コリアン生活センターエルファ、ウクライナ・キーウ京都市民ぐるみ受入支援ネットワーク(公益財団法人京都市国際交流協会)(京都市総合企画局国際交流・共生推進室)、京都朝鮮初級学校、京都朝鮮初級学校オモニ会、タイレストラン イーサン、同志社大学学生生活課、同志社大学継志寮、ハナマダン洛北
お問い合わせ先:学生広報担当 グローバル地域文化学部3回生 原七穂 gr4eizou2022[at] gmail.com


作品紹介

「多文化の日常×ドキュメンタリー」
(2023/日本/60分/カラー/日本語・英語)

大学生がはじめてカメラを手に取り映像制作に挑んだ。多文化を身近に感じながら生きてきた方を主人公とした4つの短編ドキュメンタリー。日本に暮らす彼/女らの生きる喜びや哀しみを通して多文化共生を模索する。

1班 「世界の「食」」 15分
監督:出口未来 編集:上田佑豪 撮影:國岡凛々子、福田千紘

2班 「ウクライナから京都へ~今 できること」 15分
監督:原七穂 編集:加藤結子 撮影:太田己瑚、高松侑平

3班 「「生きづらさ」という壁を乗り越えて―朝鮮学校の日常―」 15分
監督・編集:井上乃晏 編集: 庄家豪 撮影:寸田みなみ、寺田晶

4班 「ともに生きる」 15分
監督・編集・撮影:岡崎美月 編集:石山詩乃 撮影:木村成、吉田鷹十

 

「世界の「食」」

多様な価値観を理解しあい、その違いを新たな創造へ。同志社大学VISION2025にて掲げられた「国内学生と留学生が区別なく生活を共にし、学びあえる寮」を具現化した継志寮が昨年に誕生した。しかし、生活が日本文化に浸食されていく寮の外では、自国の文化や価値観を保持していくことは難しい。今回はタイから来た留学生にフォーカスを当て、食文化の違いから生まれる自国のアイデンティティの確立と葛藤の姿を描く。

「ウクライナから京都へ~今 できること~」

「ウクライナ・キエフ京都市民ぐるみ受入支援ネットワーク」。戦禍のウクライナから、この窓口を頼りに避難したのは70名以上にのぼる。避難民の悲しみと新生活に寄り添うため、京都市や京都市国際交流協会、京都キエフ交流の会などの事務局の他、民間企業や市民が一丸となって支援する。深い悲しみを抱えながら、自ら選んだ京都の地で気丈に生活する避難民と、それを支える職員の様子から、世界で今まさに起きている「現実」を描く。

「「生きづらさ」という壁を乗り越えて―朝鮮学校の日常―」

運動場で遊ぶ子供達の声、みんなで食べる給食、今日の体育は跳び箱……そこには「普通」の小学校の日常があった。しかし、何かが違う。給食のメニュー、先生の服、ことば。私たちは、京都にある朝鮮学校の完全密着ドキュメンタリーを制作した。先生・生徒・保護者の三者の立場から、アイデンティティを守る決意と葛藤を描き出す。

「ともに生きる」

「ハナ、トゥル、セッ」。高齢者向けのデイサービス・ハナマダン洛北では今日も賑やかな声が聞こえてくる。私たちはここに通うひとりのオモニに密着し、ありのままの日常を追った。戦前、10代にして日本に渡ってきた彼女が、在日コリアンとしてどのような人生を送ってきたのか。そして高齢化社会、多文化共生社会へと向かう日本で大切にするべきことはなんであろうか。彼女の語りにはたくさんの発見があった…。

 

グローバル地域文化学の実践4
多文化×映像フィールドワーク